Googleは2026年5月7日(現地時間)に、フィットネス管理アプリ「Google Fit」の提供を2026年内に終了し、新しい「Google Health」アプリへ移行すると発表しました。
歩数計アプリやポイ活アプリで歩数を管理してきた方にとって気になるのは、「今持っているデータはどうなるのか」「ポイ活アプリの歩数連携は止まらないのか」の2点だと思います。この記事では、現時点で公表されている内容を整理しました。
この記事でわかること
- Google Fit終了のスケジュールと移行先
- データは自動では移らないという重要な注意点
- ポイ活アプリの歩数連携への影響
- 今すべきこと・慌てなくていいこと
Google Fitは2026年内に終了。移行先はGoogle Health
報じられている内容を時系列で整理すると、次のようになります。
| 発表 | 2026年5月7日(現地時間) |
| 終了時期 | 2026年内(具体的な日付は未公表) |
| 移行先 | Google Health アプリ |
| 移行方法 | 自動ではなく、専用の移行ツールを使ったユーザー操作が必要 |
| 移行ツールの提供 | 2026年後半(既存ユーザーへ順次案内) |
| 料金 | 基本的な記録・閲覧は無料。コーチ機能など一部は有料プラン |
Google Fitは2014年から提供されてきたアプリなので、10年以上の歩数データが蓄積されている方もいるはずです。その扱いが今回いちばん重要な論点になります。
いちばんの注意点:データは自動では移らない
ここが最も見落としやすいところです。
報道によると、Fitbitアプリのケースとは異なり、Google FitからGoogle Healthへのデータ移行は自動では行われません。専用の移行ツールを使って、ユーザー自身が引き継ぐ操作をする必要があるとされています。
つまり、案内が来たときに何もしないまま終了日を迎えると、過去のデータを引き継げない可能性があります。移行ツールは2026年後半に既存ユーザーへ順次案内される予定なので、Google Fitを使っている方は、アプリ内の通知やGoogleからのメールを見落とさないようにしてください。
ポイ活アプリの歩数連携はどうなる?
歩数系のポイ活アプリを使っている方が気にすべきなのは、実はアプリの終了そのものより、その手前で起きていた変化です。
すでに連携の主役はヘルスコネクトに移っている
Android向けの健康データの受け渡しは、ここ数年で「ヘルスコネクト(Health Connect)」という共通の仕組みに集約されてきました。
実際、歩数をポイントに換算するサービスの中には、Google Fitとの直接連携を終了し、ヘルスコネクト経由に切り替えると案内したものがあります。たとえばNTTドコモの「dヘルスケア」は、Google Fit APIのサポート終了に伴い、Google Fitとの直接連携を2026年1月26日で終了し、ヘルスコネクト経由に切り替えました。開発者向けのGoogle Fit APIも、サポートは2026年末までとされています。
ただし、ヘルスコネクトはデータの受け渡し役で、歩数を数える役ではありません。ヘルスコネクトに歩数を書き込んでいるのがGoogle Fitなら、Fitが終わると書き込みも止まり、ポイ活アプリに歩数が届かなくなるおそれがあります。止まるかどうかは、ヘルスコネクトに歩数を書き込んでいるアプリ(書き込み元)がどれかで決まります。
確認しておきたいこと
- 使っているポイ活アプリがヘルスコネクトと連携済みか
- ヘルスコネクト側に歩数のデータが書き込まれているか(提供元アプリが機能しているか)
- その書き込み元がGoogle Fitになっていないか(Fitなら、終了前に別の書き込み元かアプリ独自の計測に切り替える)
主なポイ活アプリの歩数の取り方(Android)
公式のヘルプとストアの説明で確認した、Androidでの歩数の取り方です。
| アプリ | Androidでの歩数の取り方 | Google Fit終了で気をつけること |
|---|---|---|
| トリマ | 「ヘルスコネクト」か「独自計測」を選べる。従来のGoogle Fit連携は、Ver.8.1.0からヘルスコネクト経由に変わった | ヘルスコネクトを選んでいる場合、公式ヘルプは「Google Fitで計測された歩数を使う」としている。Fitの終了前に、独自計測への切り替えを検討 |
| ポイすら | ヘルスコネクト経由で歩数を取得 | ヘルスコネクトに歩数を書き込むアプリが別に必要 |
| えみぅ | ヘルスコネクト経由で歩数を取得 | 同上 |
| dヘルスケア | ヘルスコネクト経由(Google Fitとの直接連携は2026年1月26日で終了) | 同上 |
Google Fitの終了に左右されにくいのは、アプリ自身が歩数を数える方式です。トリマはAndroidでも独自計測を選べるので、ヘルスコネクトに何が書き込まれているかを気にせず歩数を貯められます。歩数と移動距離でマイルが貯まるアプリで、iPhoneとAndroidの両方で使えます。
ポイすらとえみぅは、歩いてキャラクターを育てるタイプです。違いはポイすらとえみぅの比較で紹介しています。
ヘルスコネクトの場所や連携手順はヘルスコネクトとは?どこにあるかと使い方で解説しています。歩数が反映されなくなった場合の切り分けは歩数がカウントされない原因と対処法をご覧ください。
Google Healthとはどんなアプリか
Google Healthは、Fitbitアプリの後継という位置づけで登場したアプリです(ストア上でも「Google Health(旧称: Fitbit)」として提供されています)。
報じられている範囲では、次のような内容です。
- Google Fitと同様にスマートフォン単体でも使える(Fitbitデバイスや Pixel Watch は必須ではない)
- 歩数や活動記録の基本的な記録・閲覧は無料で継続
- Google Health コーチなど一部の機能は有料プラン
歩数を記録してポイ活アプリに渡すという用途に限れば、無料の範囲で足りる見込みです。ただし機能や料金は変わる可能性があるため、実際に移行する時点で最新の案内を確認してください。
今すべきこと・慌てなくていいこと
今すべきこと
- Googleからの案内・アプリ内通知を見落とさない(移行ツールの案内がここで来ます)
- ポイ活アプリを使っているなら、ヘルスコネクトとの連携と、歩数の書き込み元がGoogle Fitでないかを確認しておく
- 過去のデータを残したいなら、移行ツールが来たら後回しにせず操作する
- 移行ツールを待たずに手元に残したいなら、Googleのデータエクスポート(Google Takeout)でFitのデータを書き出しておく(方法はGoogle Fitヘルプ「Google データをダウンロードする方法」)
慌てなくていいこと
現時点で、利用者側がすぐに何か操作する必要はないとされています。今日いきなり歩数が記録されなくなる、といったことはありません。アプリを慌てて削除したり、別のアプリに乗り換えたりする必要もない段階です。
終了の具体的な日付もまだ公表されていません。過度に不安になるより、案内が来たときに動けるようにしておけば十分です。
Google Fit終了に関するよくある質問
今すぐGoogle Fitを削除したほうがいいですか?
いいえ。移行ツールの案内はGoogle Fitのユーザーに向けて行われる予定なので、案内を受け取るためにも、移行が済むまではそのままにしておくのが安全です。
過去の歩数データは消えてしまいますか?
移行ツールで引き継げるとされています。ただし自動ではないため、操作しなければ引き継がれない可能性があります。案内が届いたら早めに対応してください。
ポイ活アプリのポイントは貯まらなくなりますか?
ヘルスコネクトに歩数を書き込んでいるのがGoogle Fitなら、Fitの終了とともに歩数が届かなくなるおそれがあります。書き込み元をGoogle Fit以外に切り替えるか、トリマのようにアプリ独自の計測を選べるなら、そちらに切り替えておくと安心です。
iPhoneユーザーにも影響がありますか?
iPhoneで歩数を管理しているのは「ヘルスケア」アプリなので、Google Fitを使っていなければ直接の影響はありません。
まとめ
Google Fitは2026年内に終了し、Google Healthへ移行します。押さえておくべきは「データは自動では移らない」という一点です。移行ツールは2026年後半に案内される予定なので、通知を見落とさないようにしてください。
ポイ活アプリの歩数連携は、すでに主役がヘルスコネクトに移っています。ただし、ヘルスコネクトに歩数を書き込んでいるのがGoogle Fitなら、Fitの終了で止まるおそれがあります。この機会に一度、ヘルスコネクトの連携状況と書き込み元を確認しておくと安心です。
なお、この記事は2026年9月28日時点で公表・報道されている内容にもとづいています。終了日や移行手順の詳細は今後変わる可能性があるため、実際の対応時にはGoogleからの案内をご確認ください。
